津市自治会問題 補助金詐取に加担、自覚か 職員2人、ごみ箱組み立て 三重

【参考人として百条委に出席した木村環境部長=津市議会棟で】

【津】三重県の津市職員が元相生町自治会長の田邊哲司被告(61)=詐欺罪で起訴=に便宜を図っていたとされる一連の問題を調査する市議会特別委員会(百条委員会)は1日、木村重好環境部長を参考人として招致した。木村環境部長は、田邊被告らが不正に受け取ったとみられるごみ箱の設置費用に対する補助金で、申請に関わった職員のうち2人はごみ箱を組み立てていたことを明らかにした。同委では職員らが補助金詐取への加担を自覚していた可能性があるとみている。

市の調査チームがまとめた報告書によると、ごみ箱の組み立てを手伝った職員のほとんどは補助金を得ようとしていたとは気付かなかったと証言。調査チームは「(田邊被告と)共謀して補助金を詐取する目的を持って行動したと断定できない」と結論づけていた。

青山昇武委員(公明党議員団)は平成25―26年度、28―29年度、令和元―2年度に補助金の申請があったごみ箱について「組み立てた職員は何人いたのか」と質問。木村部長は「6年度にわたって延べ26人が手伝った」と述べた。

吉田博康委員(県都クラブ)は、補助金の申請を手伝った職員がいた事実を踏まえて「申請書を作成した職員の中に組み立てに関与した人はいるのか。何人いるのか」と追及。木村部長は「私の把握している状況としては2人いる」と明かした。

吉田委員は「(詐取を)知っていてやったことが一番問題。見積書で全く違うごみ箱を設置していると気付いたはず」と指摘。木村部長は「その者たちはそういった着眼点や意識には至らなかった。本当に機械的にルーティンワークとしてやっていた」と説明した。

このほか、田矢修介、岩脇圭一、佐藤有毅の3議員も参考人として招致し、市の不適切な行政執行への議員らの関与も調査した。辻美津子、倉田寛次、岡幸男、桂三発、田中勝博の5議員の参考人質疑も予定していたが、次々回に持ち越しとなった。

次回は29日午前10時から。芸濃総合支所の産業振興・環境担当技能長を参考人として招致する。7月6日午前10時からは、今回の百条委で参考人となった8議員への質疑を続行するとともに、加藤美江子、藤本智子正副議長にも参考人としての出席を求める。