無観客試合をライブ中継 県高校総体 教員ら、保護者向け 三重

【男子サッカー決勝のライブ配信に向けて準備する教員=30日、スポーツの杜鈴鹿で】

第71回三重県高校総合体育大会(県教委、県高体連など主催)は28日から30日まで36競技中32競技で高校生の熱戦が繰り広げられた。新型コロナウイルスの影響で昨年は史上初の中止。今年も県内で「まん延防止等重点措置」が適用される中での開催となったが原則無観客試合にするなど感染対策を徹底して行い、サッカー、バスケットボールなどは会場に入れない保護者らのため動画投稿サイトを活用した初のライブ配信を行った。

このうちサッカーは1回戦から決勝まで配信。全国大会常連校が激突した男子準決勝の四日市中央工対三重はリアルタイムで約650人が視聴し再生回数は30日までに6600回を超えたという。レンタルを利用して機器を準備し、設営から撮影、配信まですべて教員たちで手がけた。高体連サッカー専門部の徳利英明委員長も自分が率いる学校の試合後、現地で配信作業を行ったと話す。

秋にも全国大会出場を懸けた県大会が開かれるサッカーだが「進学校などはこの大会で引退する生徒もいる。晴れの舞台を飾ってあげたかった」(徳利委員長)。6月に県内で開催の東海高校総体でも試合のライブ配信を予定しており「生徒の進路にも関わる大会。関係者から感染者を出さないことが一番だが、生徒に活躍の場を与えてあげたいという気持ちで準備を進めたい。素人作業だが“グッド”の評価をもらえると励みになります」と話していた。