県内経済「持ち直しの兆し」 県が3月情勢を発表 三重

三重県は31日、3月の県内経済情勢を発表した。生産活動や雇用情勢で持ち直しの兆しはあるものの、4月以降に新型コロナウイルスの感染が再拡大した影響が懸念されるため、経済情勢の判断を「厳しい状況が続いているものの、持ち直しの動きがみられる」と10カ月連続で判断した。生産分野は「持ち直しつつある」、個人消費は「持ち直しの動きがみられる」、雇用情勢は「弱い動きとなっている中で、有効求人数などの動きには底堅さがみられる」との見方を維持した。

鉱工業や製造業の活動状況を示す鉱工業生産指数は前月と比べて0・5%増の106・9で、5カ月連続で上昇。生産種別では、県内主要産業である電子部品・デバイス工業と輸送機械工業、化学工業のいずれも前月を上回った。

消費分野では大型小売店の販売額が前年同月と比べて1・3%減の244億9800万円で、2カ月連続で前年同月を下回った。コンビニの販売額は、県全店で6・9%増の133億8800万円で2カ月連続で前年同月を上回った。

新車登録台数は前年同月比10・1%増の1万2067台で、6カ月連続で前年同月を上回った。新築着工数は2カ月連続で前年同月を下回り、817戸。有効求人倍率は前月を0・03ポイント上回る1・13倍だった。

県統計課は個人消費について「自動車の登録台数などは好調な一方で、大型小売店では弱い動きが続き、二極化している」と説明。県内経済の先行きには「新型コロナの再拡大やまん延防止等重点措置の影響があり、楽観的な状況ではない」と慎重な見方を示した。