コロナワクチン 保育士や教職員も接種対象 高齢者後、県が全国初指針 三重

【ぶら下がり会見で、余剰ワクチンの指針を発表する鈴木知事=三重県庁で】

三重県は31日、新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種が終了した後の対象者を定めた指針を発表した。政府が示した高齢者施設の職員などに限らず、保育士や教職員らへの接種も検討するよう市町に求めている。高齢者向け接種の終了後を想定した指針を策定した都道府県は全国で初めて。

県によると、指針は市町の要望を受けて策定。感染者と接触する頻度や過去のクラスター(感染者集団)などを踏まえて選んだ。県内では一部の自治体が6月中にも高齢者向け接種を終える見通し。

指針は政府が示す高齢者向け接種後の対象者と並行して接種することが望ましい職種として、保育所や幼稚園、児童養護施設の従事者、介護認定調査員、小中学校や高校、特別支援学校の教職員などを挙げた。

一方、県は「市町が接種対象者に関する独自の方針を定めることを妨げるものではない」とし、指針を超える範囲での接種も認める方針。基礎疾患がある人の機会が損なわれない範囲で検討するよう求める。

また、県は高齢者向け接種で予約のキャンセルなどによってワクチンが余った場合の対応を定めた指針も発表。キャンセル待ちの高齢者のほか、民生委員や警察官、市町の職員なども接種の対象に含めた。

鈴木英敬知事は31日のぶら下がり会見で「ワクチンを無駄にしないための指針。透明性や説明責任を果たすという観点もある」と説明。「市町には指針を参考に接種対象者をリスト化してほしい」と述べた。