津市 内部統制室、室長不在で開始へ 県警派遣遅れなど、副市長が代理 三重

【記者会見に臨む前葉市長=津市役所で】

【津】三重県の前葉泰幸津市長は28日の定例記者会見で、不当要求などに対応する組織「内部統制室」について、県警から室長として派遣される予定の警察官の着任が間に合わず、室長不在のまま6月1日から業務を開始すると明らかにした。県警での派遣手続きが完了していないため。議会棟の改修工事などで、内部統制室の設置を定めた議案の市議会での審査が長引いたことも影響したとみられる。

内部統制室は他の部局から独立した市長直轄の組織。職員が職務の執行上で不当要求などのトラブルに遭遇した場合に相談を受け付ける。中立の立場で独自の調査権を行使し、問題の解決を図る。

現役警察官をトップの室長に据え、元警察官1人と市職員2人の計4人で構成。市が6月1日付で設置する。同日から室長着任までの間は、稗田寿次郎副市長が室長事務取扱として、代理を務める。

市は、元相生町自治会長による補助金詐欺事件を受け、内部統制室の設置を定めた市行政組織条例改正案を市議会に提出。条例改正案が成立した今月18日、県警本部に警察官の派遣を要請し、受理された。

前葉市長は「県警の中で公安委員会への報告など派遣の準備を進めてもらっているが、6月1日には残念ながら間に合わない。派遣が決まり次第、稗田副市長の室長事務取扱を解く」と説明した。