コロナワクチン 県主体の集団接種 中勢会場は三重大

【定例記者会見で、集団接種の日程を発表する鈴木知事=三重県庁で】

三重県が主体となって実施する新型コロナウイルスワクチンの集団接種について、鈴木英敬知事は28日の定例記者会見で、中勢の会場が三重大(津市)に決まったと発表した。四日市大(四日市市)と県営サンアリーナ(伊勢市)を含めた県内の3会場で、7月末までに約3万回の接種を目指す。

県によると、接種対象者と医療従事者の利便性や会場の規模などを踏まえて三重大を選んだ。三重大付属病院の医療従事者や医学部の教員が、学内にある「三翠ホール」で接種の作業に当たる。

接種の対象者や日程も公表した。三重大では津市と鈴鹿市の高齢者が対象。四日市大では四日市市の高齢者、サンアリーナでは伊勢市と度会町の高齢者を対象とするほか、未接種の医療従事者にも接種する。

四日市大とサンアリーナではファイザー社製、三重大ではモデルナ社製のワクチンを使用する。接種会場の市から聞き取った要望や保管の方法などを踏まえて接種するワクチンを選択したという。

いずれの会場でも6月中旬には接種を始める予定。接種の予約は市町のワクチン予約窓口を通じて受け付ける。伊勢市は29日から、四日市、津、鈴鹿、度会の4市町は6月上旬から受け付けを始める。

7月末までの延べ27日間で、3万1220回の接種を予定している。接種の対象者向けに、会場と駅をつなぐバスを運行する予定。各会場では1日当たり約20人の医療従事者が接種に当たる。

県は予約のキャンセルによってワクチンに余剰が発生した場合の対応を定めた指針を策定する方針。予約が市町主体の接種と重なる可能性については「受け付けを市町に一元化するため、回避できる」としている。

鈴木知事は集団接種の対象外となった地域への対応について「市町からは医療従事者の派遣でやっていけるとの回答があった」と説明。接種の支援に当たる医療従事者を6市町に派遣することも明らかにした。