県高校総体きょう開幕 津工・男子バスケ部 28年ぶり優勝目指す 三重

【津工男子バスケットボール部の選手ら=津市半田の津工業高校で】

全日制の令和3年度第71回三重県高校総合体育大会(県教委、県高体連など主催)が28日から30日まで県内各地で集中開催される。昨年、新型コロナウイルスの影響で史上初の中止になった高校生の熱戦が2年ぶりに開幕。全国高校総体(7月24日開幕・福井県など)、東海高校総体(6月12日開幕・三重県)の予選も兼ねて行われ、津工業高校男子バスケットボール部は平成5年以来28年ぶりの優勝とインターハイ出場を目指して戦う。

今年3月の県高校新人大会で大会8連覇が懸かった四日市工など退けて23年ぶりの優勝。スタメン中最も長身の選手が182センチの脇将哉(3年)と体格で恵まれないものの、主将で司令塔のPG駒田彬人(3年)らの全員守備、全員攻撃が身上だ。特に攻撃時にはコートに立った選手全員がすべてのポジションをこなせるという。

チーム一の得点源は内外のシュートの精度の高い小林正拳(3年)だが、センターの脇もゴール下での動きに加えて外からのシュートも得意とし「でかくても走るセンターを目指す」と意気盛ん。顧問の橋向元教諭(57)が「スピード、スタミナが抜群」と話すフォワード楠田竜暉(3年)の運動量も生かしたい。

チームを率いて7年目の橋向教諭はこれまで国体少年男子監督など歴任。前任校が熊野市に学校のある木本だったこともあり、津市内の中学出身の駒田や小林ら中南勢出身の選手に加え、北牟婁郡紀北町出身の脇ら東紀州地域の選手も入学するようになった。

昨年1月から2月にかけて開催の県新人大会で四日市工に続く準優勝。その後、コロナ禍で公式戦は軒並み中止に。県新人大会から約半年後に開かれた県高校選手権は卒業を控えた当時の3年生中心の布陣になったため、駒田らは新チーム発足後を見据えて練習を続けてきたという。

「津工業で全国大会に出ることを目標にしてきた」と話す駒田は「新人戦で優勝して自信はついたがそれに満足せず、一戦一戦勝ち上がり、県総体の優勝目指す」と目の前の試合に集中している。