抗原検査キット配布へ 県、外国人雇用事業所に 三重

三重県は27日、外国人労働者を雇用する県内の610事業所に対し、新型コロナウイルスの抗原定性検査キットを無料で配布すると発表した。28日に案内を発送し、6月30日まで申し込みを受け付ける。

県によると、配布するのは鼻腔(びこう)拭い液タイプの検査キット。確保した1万セットがなくなり次第、受け付けを終える。陽性反応が出た場合は「陽性疑い」として扱い、保健所などが改めてPCR検査を実施する。

県独自の対策として実施し、事業費は約5千万円。社員寮での共同生活や職場との送迎バスなど、密集するような場面があることを踏まえ、外国人を雇用する事業所に配布することにしたという。

鈴木英敬知事は27日のぶら下がり会見で、配布を決めた理由を「感染の早期の発見と拡大の防止につなげるため」と説明。「体調の変化を感じたら、すぐに使ってもらえるようにしたい」と述べた。