マザキナに特別清算開始命令 鈴鹿の自動車部品メーカー 三重

帝国データバンク四日市支店は26日、三重県鈴鹿市国府町の自動車部品メーカー「マザキナ」が津地裁から14日に特別清算の開始命令を受けたと発表した。負債は約6億円。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う大手自動車メーカーの減産で受注が落ち込んだのが要因とみられる。県内でコロナ関連の倒産は11社となった。

同支店によると、同社は昭和48年12月に創業し、自動車のバンパーや燃料タンクなど部材試作品の制作を手掛けた。売上高は平成19年6月期には7億600万円を計上した。

一方、積極的な設備投資で負債が膨らみ、赤字決算が続いたほか、タイの子会社で操業が計画通りに進まず、投資回収が停滞。コロナ禍で受注が激減し、売上高は令和2年6月期に1億6400万円となった。

事業を再生するため、地元プレスメーカーの支援で昨年7月、鈴鹿市国府町の「エムファクトリー」に生産ラインと従業員を移し、同年10月末に株主総会の決議で解散した。