瀧下さん日本画展 津出身の画家 花木など27点、三重画廊で

【日本画作品を紹介する瀧下さん=津市中央の三重画廊で】

【津】三重県津市出身の日本画家、瀧下尚久さん(69)=愛知県春日井市=の個展が26日、津市中央の三重画廊で始まった。和紙や絹に岩絵の具で描いた花木や仏像など大小27点を展示・販売している。30日まで。

瀧下さんは愛知県立芸大日本画専攻卒業後日本美術院で活躍し平成22年に同団体特待に推挙された。

岩絵の具の辰砂を使った深い赤色のツバキ、金箔(きんぱく)で大胆にしぶきを描いた五宝滝、緻密な線の悲母観音などのほか、40歳代に描いたびょうぶ「老松」では、木肌の力強さと松葉のみずみずしさを描き留めている。

瀧下さんは昨年からのコロナ禍を「もう一度自分の中で見直す時間が持てた」と前向きに捉える。今展は花などに暖色を使った作品が多いとして「こういう時期なので明るいものを表現したい思いがあるのかも」と分析した。