新型ウイルス 県内初、インド株感染判明 一時帰国の男性 三重

三重県は26日、インドから一時帰国していた県内の40代男性が新型コロナウイルスのインド株に感染したと発表した。県内でインド株への感染が判明するのは初めて。男性の接触者はいないといい、県は「感染拡大の恐れはない」としている。

県によると、男性は2月下旬にインドから帰国していた。帰国時に受けた新型コロナの検査結果は陰性だったが、県内のホテルで自主的に待機していた際、医療機関で受けた検査で陽性と判明した。

その後、県の保健環境研究所(四日市市)が実施した変異株の検査では、男性の検体で変異株は確認されなかった。国立感染症研究所(東京都)によるゲノム解析で25日にインド株への感染が判明した。

男性は新型コロナの感染が判明した当初、無症状だったという。検査で陰性を確認した後に退院した。県は「入国から陽性判明までの間はホテルで待機していたため、男性の接触者はいない」としている。

一方、県の保健環境研究所が実施している変異株の検査はインド株に対応していない。県は今回の感染判明を受け、インド株を検出できる設備を保健環境研究所に導入する方向で準備を進めている。