亀山 ミツマタ校庭から土手へ 卒業証書の原材料に 三重

【挿し木から成長したミツマタの木を植える児童ら=亀山市両尾町の市立野登小学校で】

【亀山】三重県亀山市両尾町の市立野登小学校(中西佐智子校長)の6年生児童19人は25日、平成31年3月に当時の6年生が同校の花壇に挿し木したミツマタ約百本のうち、成長した35本を校庭の土手に植え替えた。

同校はこれまで、同校区内の「天空の森」(同市安坂山町)に咲くミツマタを原材料に、「みつまたを愛する会」(松井隆幸会長)の協力で、紙すきした和紙で卒業証書を作っている。2年前から児童らの手で育てたミツマタで卒業証書をと、校庭の花壇で栽培を始めた。

この日児童らは、成長した約20―70センチのミツマタの木を約2メートル間隔で、穴を掘り水をたっぷり入れて植えた。川戸幹太さん(11)は「先輩から引き継いだミツマタが、立派に成長して後輩の卒業証書用の和紙になることを願っている」と話した。

松井会長(68)は「和紙にするには5年程度かかり、このミツマタで卒業証書を手にするのは、いまの3年生になるかな」と見守っていた。