志摩 渡鹿野島の地域おこし 協力隊員に峠さん 子ども向けイベントなど企画 三重

【地域おこし協力隊員として委嘱を受けた峠さん(右から2人目)=志摩市役所で】

【志摩】三重県志摩市の離島渡鹿野島の活性化に向けて市が委嘱している地域おこし協力隊員として、大阪市出身の峠広之さん(30)が新たに就任した。「地方でもお金を落とす仕組みを作れたら」と意欲を見せている。

峠さんは大阪市出身の元小学校教員で、10年前から田舎で暮らすことに興味を抱き、過去に職場の旅行で訪れた三重県でのもてなしをきっかけに同協力隊員への応募を決めたという。

協力隊員の任期は来年3月末までで、最長3年間の更新が認められている。峠さんは同島に住民票を移し、地元自治会での活動などを通じて住民と交流を図りながら島の資源を活用した地域活性化に取り組む。

具体的な展望として、島に人を呼び込むためにゲストハウスやワーケーションなどの環境整備や、SNS(会員制交流サイト)を通じた情報発信、観光に訪れた子供らに向けたワークショップやイベント開催などを企画していくという。

市役所で開かれた委嘱式では、橋爪政吉市長が峠さんに委嘱状を交付し、「SDGsの取り組みにフィットした発信に期待したい」と期待を寄せた。同席した渡鹿野区の茶呑潤造区長も「フレッシュで有能な若者が来てくれた。目標を達成したあかつきには住民になってもらうようサポートしたい」と話していた。

峠さんはオンラインでプログラミングを学びながら島の活性化に取り組むとし、「毎日助けられてばかり。何か残せるものがあれば」と話していた。