濃い希釈のワクチン誤注射 津の医療機関 高齢者4人に 三重

【ワクチンの誤接種を陳謝する市の担当者=津市役所で】

【津】三重県の津市は24日、新型コロナウイルスのワクチン接種で、誤って基準よりも濃く希釈したワクチンを70―90代の男女4人に注射したと発表した。4人の体調に今のところ大きな変化はない。

市によると、同日から始まった身近な病院や診療所での「個別接種」に協力していた市内の1医療機関で、看護師がワクチンを希釈する生理食塩水を基準より0・5ミリリットル少ない1・3ミリリットルだけ注入してしまった。

1バイアルで6人分のワクチンを打つはずが、4人分しか取れなかったため、希釈量の誤りに気付いた。この医療機関で最初に打ち始めた4人だったため、それ以外の接種者に影響はなかった。

市が濃いワクチンを接種した場合の健康被害について専門家や米ファイザーに確認したところ、通常より接種部位に一時的な痛みや腫れが強く出る可能性があるという。医療機関が4人を経過観察する。

市は「接種を受けられた4人とご家族には大変ご迷惑をお掛けし、心よりおわび申し上げる」と陳謝。医師会を通じ、接種協力医療機関にワクチンの取り扱いについて改めて注意喚起した。