市職員との関わり記述 調査結果出そろう 津市自治会問題

【津】三重県津市は21日、職員が特定の自治会に対して便宜を図っていたとされる問題で、調査チームが新たに8事案の調査結果をまとめた報告書を公表した。調査した20事案の結果が全て出そろった。調査チームは27日に最終報告書を市に提出する見通し。

公表された調査結果は、自治会に設置する掲示板の補助金や、相生会館の修繕工事など八事案。うち四事案は市の補助金をだまし取ったとして、元自治会長らが逮捕された詐欺事件と合致する。

報告書では、LED(発光ダイオード)型防犯灯などを設置したと偽り、補助金52万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で19日に逮捕された元中央市民館長の松下哲也容疑者(67)の関わりも記述した。

松下容疑者は平成28年度の補助金申請で、27年度以前に設置された防犯灯の写真と知りながら、実績報告の添付書類として提出。報告書は「加担していたと疑われても致し方ない」と結論づけている。

このほか、市議会百条委員会と調査結果が矛盾していた修繕工事の再調査の結果も報告。意図的な分割発注は「確認できなかった」と改めて否定しつつ、手続きについては「契約規則に違反するもの」とした。

市は調査チームを昨年12月に設置。弁護士が市職員を対象に聞き取り、20事案について調査した。最終報告書では、元自治会長と市職員の不適切な関係性を総括した内容が盛り込まれるとみられる。