三重県が集団接種会場設置へ 来週にも公表 新型コロナワクチン

【対策本部員会議で、ワクチン接種の計画について報告を受ける県幹部ら=県庁で】

三重県は21日の新型コロナウイルス対策本部員会議で、県が主体となって実施するワクチン接種の集団接種会場を、北勢、中勢、南勢に1カ所ずつ設けることを確認した。来週中にも設置先を公表する。

県によると、県主体の接種は7月末までに高齢者接種の完了を目指す政府の方針に基づいて実施する。県は市町の意向を聞き取った上で、集団接種会場を「最大3カ所」とする方向で調整を進めていた。

県が運営する集団接種会場では、米モデルナ社製か米ファイザー社製のいずれかのワクチンを使用する方針。市町の意向に沿って選択する。英アストラゼネカ社製の使用は想定していないという。

この日の会議では、市町が運営している接種会場に医療従事者を派遣することも決定。三重大医学部付属病院(津市)や県看護協会などに対し、接種の作業に当たる医療従事者の確保を要請している。

鈴木英敬知事は会議後の記者会見で、県の集団接種会場で接種に当たる医療従事者の確保について「現時点で完全に出来上がっているというわけではないが、最終調整の段階に入っている」と述べた。

県によると、県内では21日現在、医療従事者の85%に当たる約5万5千人が少なくとも1回目のワクチン接種を終えた。9日までに供給された医療従事者向けワクチンの98%を既に使用した。

一方、21日までに少なくとも1回目のワクチン接種を終えた高齢者は対象者の5%で、ワクチンの使用率も33%にとどまる。県は政府の方針と同じく、7月末までに高齢者向け接種を終えたい考え。