カワウソ絶滅の危機知って 伊勢シーパラダイスが啓発サイト

【「世界カワウソの日」をPRするオリジナルポスターを紹介する米山さん=伊勢市二見町江の伊勢シーパラダイスで】

【伊勢】26日の「世界カワウソの日」にちなみ、三重県伊勢市二見町江の水族館「伊勢シーパラダイス」は、世界のカワウソの危機的状況を知ってもらう啓発活動の一環として、コロナ禍でも自宅で楽しめる特別サイトを公式ホームページ内に開設した。

世界カワウソの日は、絶滅の危機にある野生のカワウソ類の現状や生態、飼育園館の取り組みなどの周知を目的に、英国の保護団体「国際カワウソ保護(生存)基金」が制定。毎年5月の最終水曜日に世界各地の施設で啓発活動やイベントが行われている。

同館はツメナシカワウソとコツメカワウソの2種計6頭を飼育し、繁殖にも取り組む。特にツメナシカワウソは国内でも飼育数が少なく、3園館で5頭のみ。同館では平成3年から飼育を始め、現在まで3回の繁殖に成功している。

今年はコロナ禍で来館できない人が多いため、さまざまな企画が盛りだくさんの特別サイトを通じてPR活動を実施。これまで、田村龍太館長や飼育員らが撮影した数百時間におよぶカワウソたちの記録を、田村館長が約30分にまとめた特別動画が配信される。

米山由貴惠さん(25)らカワウソ担当飼育員が中心となり、「飼育する六頭が仮想のカワウソ用SNS(かわスタ)に投稿してみた」をテーマにオリジナルポスターを制作。館内に掲示するほか、スマートフォンのカメラアプリを使ってオリジナルの写真が作成できるフォトデータを提供する。

同館のインスタグラムも担当する米山さんは「カワウソたちのかわいい姿を見てもらい、野生のカワウソの危機的状況を知ってもらうきっかけにしてもらえれば」と話していた。