三重県、パラオと農業で交流 オンライン意見交換

【オンラインで、日パラオ農業協力会合に参加する鈴木知事=県庁で】

太平洋の島国・パラオ共和国と農業分野で意見交換する「日パラオ農業協力会合」が21日、オンラインで開かれ、鈴木英敬三重県知事が出席した。日本、パラオ両国による農業分野での協力を具体化する枠組みを設立し、三重県も参加することが決まった。

農林水産省が主催し、野上浩太郎農水相とパラオのウィップス大統領、柄澤彰駐パラオ大使が参加。県はパラオとの友好提携25周年の記念事業として農業分野での交流を検討していたため、参加した。

両国が農業分野で協力すると定めた覚書に野上農水相とウィップス大統領が署名。農業や食関連産業での協力を具体化する「日本・パラオ共和国農業協力促進のためのタスクフォース」を設立した。

野上農水相は「農業分野で新たな枠組みを設立し、署名できてうれしく思う」とした上で「三重県は人的交流をより一層深化させるつもりだと聞く。具体的な取り組みが生み出されることを期待する」と述べた。

鈴木知事は「県は官民多岐にわたってパラオと交流してきた」と強調。「農業分野での交流により、パラオの農業や食の発展に役立つとともに、パラオと三重県の友好が深まることを願う」と話した。

ウィップス大統領は「2千ヘクタールの農地が日本人に開墾されたが、現在は百ヘクタールにも及ばない」と説明。「パラオにおける農業はほとんど自給的なもの。商業的な農業を発展させていきたい」と語った。