補助金返還への措置を 津市に監査委勧告 相生町自治会問題

三重県津市相生町の元自治会長田邊哲司被告(61)=詐欺罪で公判中=らに津市からだまし取った補助金を返還させるよう市民18人が市に求めた住民監査請求で、市監査委員は補助金などの返還に向けた措置を講じるよう市に勧告した。代理人の村田正人弁護士が21日の記者会見で明らかにした。

村田弁護士によると、監査結果は自治会の集会所の修繕工事や掲示板2基の設置、ごみ収集庫の建設工事代を名目にだまし取った補助金について、市監査委員は6月14日までに、補助金や加算金の返還を請求するための措置を講じるよう勧告するとした。

一方、同町が市から受託していた「資源物の持ち去り防止パトロール事業」に対して市民らが「費用対効果の検証がない」として差し止めを求めた監査請求について、監査委員は「歳入確保のみが目的の事業ではないことから、違法な事業だとは言えない」として事業を差し止める必要はないとした。

また、村田弁護士は会見で、この事業で約5200万円が田邊被告に支払われたことが今回の監査請求の対象になっていないとして「今後も関心を持って監視作業を続けたい」と話した。