那智黒石でうわぐすり 陶芸家・大西さん個展 松阪であすから 三重

【個展の準備をする大西さん=松阪市中町のギャラリーMOSで】

【松阪】三重県熊野市出身の陶芸家、大西佑一さん(27)は21日から、松阪市中町のギャラリーMOSで個展を始める。那智黒石で作ったうわぐすりの淡い緑色が特徴。観覧無料。会期は30日まで。木曜休館。

大西さんは熊野市金山町生まれ。祖父が那智黒石を扱っていた。名古屋芸術大学を卒業後、岐阜県多治見市に住んで制作に励んでいる。

熊野市特産の那智黒石を生かそうと、粉末を使ったうわぐすりを開発した。灰色のうわぐすりが焼き上がると、青磁のような淡い緑色に発色する。

同所では2年ぶりの個展。円環のオブジェや器など約80点を出品する。会場には那智黒石の原石を置き、粉末を板に吹き付けた平面作品も展示する。

大西さんは「生まれ育った土地のものを使い、故郷の自然や風土から得た感覚やイメージを立体へ造形している」と来場を呼び掛けている。