津市職員を逮捕 補助金詐取疑い 元自治会長らも 三重

【松下哲也容疑者=津市議会の百条委員会で】

【津】三重県の津署は19日、詐欺の疑いで、津市中河原、元相生町自治会長田邊哲司容疑者(61)と同市長岡町、会社員端地満容疑者(63)を再逮捕した。同容疑で市会計年度任用職員で中央市民館長の松下哲也容疑者(67)を逮捕した。

逮捕容疑は、3人で共謀し、LED型防犯灯と灯具専用柱の設置工事をしたと偽り、うその領収書や関係書類を添付して市に申請し、平成28年6月28日に補助金52万円をだまし取った疑い。同署は3人の認否を明らかにしていない。

同署によると、別の詐欺事件を含めると田邊容疑者は4回目、端地容疑者は2回目の逮捕となる。

市職員が逮捕されたことを受け、前葉泰幸市長は同日、市役所で記者会見し、「市民の皆様に心からおわびを申し上げる」と謝罪。「市役所に対する信頼をこの職員の行為によって失われ、痛恨の極み。管理監督が十分でなかったので責任を感じる。2度と起こらないように対策を考え出さなければいけない」と述べた。

市によると、松下容疑者は合併前の昭和54年4月に旧津市役所に採用された。香良洲総合支所長、市民部人権担当理事などを歴任し、平成27年に定年退職した。昨年4月から現職。

市議会は、田邊被告の一連の疑惑を調査する調査特別委員会(百条委員会)を設置して調べを進めている。