学校名挙げ「怖いなあ」 コロナ関連の投稿160件 三重県教委ネットパトロール

【定例記者会見で、ネットパトロールの結果を発表する木平教育長=三重県庁で】

木平芳定三重県教育長は18日の定例記者会見で、令和2年度のネットパトロール結果を発表した。県内の児童や生徒への人権侵害につながる恐れがある新型コロナウイルス関連の書き込みが160件あった。

県教委によると、パトロールは児童や生徒をネット上の人権侵害から守ることを目的に平成21年度から実施している。昨年5月からは、新型コロナの書き込みに特化したパトロールも実施している。

調査結果によると、新型コロナに関する160件の書き込みは、特定の学校名を挙げて「近いなあ、怖いなあ」などとコメントしたり、感染者が判明した学校を特定しようとしたりする内容だったという。

県教委は、これらの書き込みを「人権侵害や誹謗中傷ではないが、それらにつながる恐れがある」とし、4段階のリスクレベルで最も低い「個人は特定されないが、必要に応じて対応すべき事案」と判断した。

木平教育長は会見で「いじめにつながったり、個人が特定されたりするような書き込みはなかった」と説明。「書き込みの内容を学校や市町の教育委員会に伝えるなど、連携して対応している」と述べた。

また、県教委は18日、県内の生徒からSNSを通じて相談を受け付ける「子どもSNS相談みえ」の昨年度の実施結果を公表。寄せられた相談は771件で、前年度より243件少なかった。

友人関係や学校生活に関する相談は484件。いじめに関する相談は前年度比87件減の40件だった。県教委は相談件数が減少した理由について「感染拡大に伴う臨時休校が影響した」とみている。