伊勢市 神宮参拝者の低迷続く コロナ前の8割超減 三重

【会見する鈴木市長=伊勢市役所で】

【伊勢】三重県の伊勢市は17日の定例会見で、春の大型連休期間中(4月29―5月5日)の伊勢神宮参拝者動向を発表した。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下の昨年同期と比べて回復が見られたが、発生前の一昨年と比較すると依然大幅な減少となった。

同市観光振興課によると、今年の総参拝者数は11万1964人(内宮7万5419人、外宮3万6545人)。昨年同期の6407人から10万5557人(1647・5%)の増となった。一方で令和元年の72万6043人と比較すると61万4079人(84・5%)減となった。

また参拝者数を基に算出した推計観光消費額は5億3千万円で、昨年と比較すると4億9千万円の増としたが、令和元年と比較すると41億円の減とした。

県独自の緊急警戒宣言発出や県のまん延防止重点措置要請などを受け、同市では例年連休中に実施していた臨時駐車場の開設とシャトルバス運行による「パークアンドバスライド」や交通規制を中止。また県外からの来訪自粛を求める市長メッセージを出すなど対応に追われていた。

鈴木健一市長は「事業者の方には感染防止対策を徹底していただいたことに感謝したい」と述べた。一方で連休期間中、県外ナンバーの車両も数多く確認された点について「観光産業を中心とする市として悩ましい部分もある。観光は必要不可欠であり、維持継続のためにもまずはワクチン接種を広げることが大事と考えている」と話していた。