南伊勢町 五ケ所小梅、出荷始まる 量も多く良質 三重

【南伊勢町の特産品「五ケ所小梅」の収穫作業=同町斎田で】

【度会郡】三重県南伊勢町船越のJA伊勢南勢撰果場でこのほど、同町の特産品で三重の伝統果実に登録されている「五ケ所小梅」の出荷が始まった。作業は6月4日ごろまで続き、県内3市場に昨年よりもやや多い25トンを出荷する見込み。

五ケ所小梅はJA伊勢梅部会の36人が約3・5ヘクタールで栽培。果肉が厚く漬け上がりの鮮やかさが特徴で、五ケ所湾から吹く潮風が小梅の生育に適度なストレスを与え、良質な果実を育む。JA伊勢の担当者によると、今年は気温が高かったことから例年よりも早く梅が実り、量も多く良質という。

同町内瀬の「ないぜしぜん村」(山出公一郎代表)は、出荷用と梅干しやジュースなどの加工用に約2500キロを収穫予定。同町斎田にある15アールの梅園では、地元の女性らが加工用に樹上熟成させた小梅を手摘みする作業に追われている。

山出代表(72)は「今年は順調に育ってくれたので不足気味だった梅干しをたくさん漬けたい」と話した。