三重県議会議長選 青木議員が立候補へ 副には稲垣議員 きょう所信表明

三重県議会は17日、正副議長選の所信表明会を開く。議長選には自民党県議団(15人)の青木謙順議員(5期、津市選出)、副議長選には新政みえ(21人)の稲垣昭義議員(5期、四日市市)が立候補する見通し。正副議長ともに、今のところほかに候補者はいない。正副議長選は18日の本会議に実施する。

関係者によると、新政みえと自民党県議団の幹部らが水面下で協議。自民党県議団が議長、新政みえが副議長を擁立することを確認した。自民党県議団が議長を奪還すれば2年ぶりとなる。

今回、新政みえと自民党県議団が正副議長ポストを分け合った背景には、第1会派の新政みえが過半数に達していない一方で、自民系会派が議員定数を巡る問題で分裂していることがあるとみられる。

新政みえの議員からは議員定数を削減する条例改正案などで“共闘”してきたことを踏まえ「第1会派と第2会派が対立するのは好ましくない。話し合いで進めてきた流れを大事にしたい」との声も聞こえる。

改選以降、第1会派の新政みえと第2会派の自民党県議団で正副議長のポストを分け合う形が続く。2大会派が手を取り合っている中、他の会派はキャスティングボードを握れていない状況だ。

ただ、議長選では、津市の補助金をだまし取ったとして、詐欺容疑で逮捕された元自治会長の親族の結婚式に青木氏が出席していたなどと書かれた匿名の文書が会派室に届いており、自民党県議団の幹部は「他会派が推薦人に名を連ねることを拒否する材料になる」と警戒する。

青木議員は本紙の取材に「小中学校の先輩に頼まれて結婚式には出席したが、便宜を図ったことはない」と説明。一方、他会派からは匿名の文書について「青木議員のSNS(会員制交流サイト)などと照らし合わせるとそれなりの信ぴょう性があるのではないか」とする見方もあり、情勢は流動的だ。