部員に「首絞めたろか」 県教委、男性教諭に文書訓告 三重

補習授業が追加され、校外練習に参加できなくなった野球部員に「首絞めたろか」と暴言を吐いたとして、三重県教委は14日、県立高校の硬式野球部監督を務める30代男性教諭を文書訓告とした。教諭の指導は以前から威圧的だったというが、県教委は保護者から「指導に戻ってほしいとの声がある」などとして、教諭を野球部の顧問からは外さない方針。

県教委によると、教諭は3月16日、校外練習に参加できないと伝えた部員に「土下座するようなことだぞ」と発言。この部員を含む7人が改めて謝罪したところ、2回にわたって「首絞めたろか」と発言した。

部員らは校外練習を予定した17日に補習が設定されたことを12日に学校側から知らされ、教諭に報告した。補習はテストの結果などを踏まえたものではなく、学校側が教育課程の中で設定したという。

この教諭は部員に対して実際に土下座をさせたり、首を絞めたりはしていないという。部員らが16日、学年主任を務める教諭に相談したことをきっかけに問題が発覚。教諭は部員らに謝罪したという。

教諭は発言の理由について「部員らが校外練習の前日になって補習の予定を報告したことに腹が立った」と県教委に説明。「冷静さと客観的な視点を欠いた発言で、深く反省している」と話したという。

また、学校は教諭について「以前から指導の態度が威圧的だった」とし、教諭にアンガーマネジメント研修を受けさせる方針。当分の間は教諭を野球部で指導させないが、顧問や教科の担当は続けさせる。

県教委教職員課は「体罰を示唆するような発言で、生徒との関わり方への注意を徹底する中で決して許されるものではない。全ての県立学校に今回の事案を伝え、再発防止に取り組む」としている。

一方で「制裁を目的とした懲戒処分には当たらず、教諭の特定につながる可能性のある情報の公開は控える」「生徒の安全と安心を守らなければならない」などとして、学校名は明らかにしていない。