新型コロナワクチン 津でも高齢者集団接種開始 三重

【集団接種会場で、ワクチンの接種を受ける女性(左)=津市大門の津センターパレスで】

【津】65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの集団接種が13日、三重県津市でも始まった。初日は市内の3カ所で事前に予約した約615人が接種を受けた。

市は津センターパレス(大門)とイオンモール津南(高茶屋小森町)、久居インターガーデン(久居明神町)の3施設に集団接種会場を常設し、8月末まで約3万8千回分の接種枠を確保している。1日から予約を受け付け、すでに約9割が埋まっている。

市内125カ所の医療機関では24日から個別接種が順次始まり、住民接種が本格化する見通し。6月には市が旧町村の公共施設を巡回して集団接種会場を設ける予定。

津センターパレスでは、午後2時から接種を開始。高齢者約290人が家族に付き添われるなどして来場し、スタッフの誘導に従って列に並んだ。体温測定や問診を経てワクチンの接種を受けた。

会場では、医師9人のうち8人が接種を担当し、1人は持病などの相談に応じた。接種後の待機スペースでは看護師3人が高齢者の体調の変化を観察。副反応に備えるため、消防職員1人も待機していた。

夫(66)と父親(90)のワクチン接種に付き添った女性(64)は「父親は予約方法が分からないので、夫や息子と3人がかりで電話をかけて予約した。ワクチンを打つことができて、まずは一安心」と話した。

市は当初、8月末までに高齢者約8万5千人の接種を終える計画だったが、先月下旬に政府が7月末までの接種完了を表明。市は医療機関に接種枠の拡大など協力を呼び掛け、計画の前倒しを図っている。