南伊勢町、地域おこし協力隊 水産、農林振興へ新たに3人委嘱 三重

【小山町長(右)から委嘱状を受け取った(左から)小嶋さん、佐藤さん、白根さん=南伊勢町役場南勢庁舎で】

【度会郡】三重県南伊勢町の新たな地域おこし協力隊3人の委嘱式が12日、町役場南勢庁舎であった。それぞれ水産、農林振興事業に携わる予定で、任期は1年だが最長3年間更新が可能。今回の3人を加え、同町の地域おこし協力隊は9人になった。

白根直樹さん(34)=愛知県名古屋市=は、これまで郵便局勤務で農業は未経験だが、繁殖牛の飼育を中心に町内のさまざまな農業の現場で経験を積み、一次産業(農林業)の活性化に取り組む。「農業者として自立できるように頑張りたい。牛を使って耕作放棄地を農地に変えたい」と話す。

同町の出資商社「みなみいせ商会」に配属される佐藤公二さん(55)=福岡県福岡市=は、マーケティング系コンサルタントなど前職の経験を生かして水産加工・販売促進事業に携わり、商品開発や販路開拓、プロモーション活動を担当。「期待通りの町で来てよかった。将来の可能性や地域資源もいっぱいあるので新しい事に取り組んで発信したい」と意気込む。

同町出身の小嶋孝明さん(26)=東京都中央区=は、東京のフランス料理店やイタリア料理店で6年間働き、Uターン。水産加工、魚介類販売を手掛ける「山藤」で調理師の技術を生かし、商品開発や町の水産物の発信を行う予定で、「南伊勢町に住みたくなるようなレストランや特産品を作りたい」と抱負を述べた。

3人に委嘱状を手渡した小山巧町長は「外からの目線で町の良さを生かしていろんなチャレンジをしてもらいたい」と期待を寄せた。