津の補助金 元自治会長、詐取認める 3被告、地裁初公判 三重

三重県の津市から補助金をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われた元相生町自治会長で同市中河原、無職田邊哲司(61)、同市雲出伊倉津町、塗装業増田宏和(38)、同市長岡町、会社員端地満(63)の3被告の初公判が11日、津地裁(四宮知彦裁判長)であり、田邊被告と端地被告は起訴内容を認めた。増田被告は「詐欺や共謀はしていない」と起訴内容を否認。弁護側は無罪を主張した。

起訴状などによると、田邊被告は端地被告と共謀し、令和元年6月ごろから7月まで、ごみ収集庫5基の代金を水増した領収書などを市に提出し、自治会会計名義の口座に補助金75万円を振り込ませてだまし取ったとしている。また、田邊被告は増田被告と共謀し平成29年12月、市職員が掲示板の設置工事を行ったにもかかわらず虚偽の領収書などを市に提出して補助金13万円を自治会名義の口座に振り込ませてだまし取ったとしている。

検察側は冒頭陳述で、田邊被告は端地被告に「ごみ収集庫を廉価で入手させ、水増しした金額を記載した見積書と領収書を市職員に提出した」と指摘。また、「田邊被告は増田被告が作成した虚偽の見積書と領収書を入手し、犯行に及んだ」と述べた。