鳥羽の歴史文化知って 市教委、YouTubeで動画公開 三重

【動画の一場面を紹介する豊田さん=鳥羽市役所で】

【鳥羽】コロナ禍で落ち込む観光誘客につなげようと、三重県の鳥羽市教委は市内に点在する10種の文化財を紹介する短編動画を作成し、4月中旬から動画配信サイト「YouTube」上で公開している。

市内の指定文化財を中心に1分半―2分程度に編集したイメージ動画を10本作成。地方創成臨時交付金を活用して、元市地域おこし協力隊員の佐藤創さんが運営する映像製作会社に製作を委託した。事業費は約79万円。

国指定重要文化財の本堂や鎮守堂を持つ丸興山庫蔵寺(河内町)や、国登録有形文化財に指定されている昭和初期に建造された当時としては珍しいコンクリート造りの旧鳥羽小学校校舎(鳥羽三丁目)など10カ所の名所旧跡を紹介。このうち八代神社(神島町)からは普段は非公開とされている銅鏡などの宝物を特別な許可を得て撮影したという。

映像作成に当たっては一般でも受け入れやすいようになるべく短くまとめ、難解な説明を省くよう工夫したという。同市教委文化財専門員の豊田祥三さん(45)は「鳥羽には豊かな歴史文化が多いが、あまり知られていない物も多い。アクセスが難しい場所もあり、動画を通じて存在を知ってもらえたら」と話した。

動画は市や伊勢志摩コンベンション機構ホームページ上のバナーか、YouTube上の市公式チャンネルから閲覧できる。