井村屋 純利益増もコロナ前の半分 3月期決算短信 三重

【津】井村屋グループ(三重県津市高茶屋七丁目)は10日、令和3年3月期(2年4月1日―3年3月31日)決算短信を発表した。純利益は前期比377・5%増の6億5700万円で、2期ぶりに増加したものの、新型コロナウイルスのまん延前で過去最高益だった平成31年3月期の半分程度にとどまった。

売上高は前期比0・4%減の421億5200万円で、2期連続の減少。巣ごもり需要の拡大で主力商品「あずきバー」シリーズの年間売り上げ本数は過去最高の2億9200万本だった。一方、外出自粛の影響でコンビニエンスストアで肉まん・あんまんの売り上げが落ち込んだ。

原材料の小豆は天候不順などで令和元年まで価格が高騰し続けていたが、生産量の増加や外出自粛に伴う土産製品の需要減で平準化した。この結果、原価が低減し、営業利益は109・5%増の7億5300万円で、3期ぶりの増益となった。

同社は新型コロナの影響で内食需要は引き続き堅調な一方、外食需要の回復に慎重な見方を示し、令和4年3月期の業績予想は売上高を410億円とした。純利益は8億2千万円を見込み、配当金は24円で据え置いた。