定数3減の「48」で提出 三重県議会、有志が条例改正案 反対派取り下げ求める

【条例改正案について説明する稲垣議員=県議会議事堂で】

三重県議会は7日、緊急会議を開き、議員有志が議員定数を3減の48とする条例改正案を提出した。反対派の議員からは「議論が尽くされていない」として、改正案の取り下げを求める声が上がった。

条例改正案は正副議長案と同じ。鳥羽市(定数1)と伊勢市(同4)両選挙区を合区して4、尾鷲市・北牟婁郡(同2)と熊野市・南牟婁郡(同2)両選挙区を合区して3に。伊賀市選挙区は1減の2とする。

新政みえと自民党県議団、自民党の有志6人が提出。稲垣昭義議員(新政みえ、5期、四日市市選出)が提出者を代表して「県議会での議論に一定の結論を導き出し、一票の格差の是正を図る」と説明した。

議案聴き取り会では、谷川孝栄(草莽、3期、熊野市・南牟婁郡)、東豊(草莽、3期、尾鷲市・北牟婁郡)両議員が「まだ議論が尽くされていないので、議案を取り下げてもらいたい」などと訴えた。

また、議案質疑では3議員が条例改正案について提出議員に質問。今井智広議員(公明党、4期、津市)は「逆転現象は解消されるどころか増えている」と指摘した。

稲垣議員は「逆転現象を解消できたわけではない。1人区の逆転現象は減ったが、2人区と3人区で増えた」と認めた上で「亀山市選挙区(定数1)をどうすべきか議論を尽くしていない」と課題に挙げた。

県議会は平成26年に51から45に減らす条例を制定していたが、一度も選挙をしないまま30年に定数を51に戻す条例案を可決。改選後に設置した調査会が昨年9月に報告書を取りまとめた。

この日の本会議では、県が新型コロナウイルス感染症の対策費などとして約110億3千万円を追加する一般会計補正予算案を提出。県議会は11日の本会議で採決する。