キックボクシングで西村さん日本一 伊勢の54歳女性「楽しむこと忘れず」 三重

【K―1アマチュア全日本大会マスターズ女子で優勝した西村さん=伊勢市で】

【伊勢】キックボクシングの「第10回K―1アマチュア全日本大会」マスターズ(40歳以上)Bクラス女子50キロ以下の部で、三重県伊勢市二見町の自営業西村みきさん(54)が、優勝に輝いた。「年齢関係なく、やろうという気持ちがあればできる。楽しむことを忘れず、できる限り競技を続けたい」と話す。

西村さんは50歳を迎えるころ、格闘技が好きだったこともあり、ダイエットと体力づくりのためにキックボクシングを始めた。ジムに通ううち、本格的な選手コースに挑戦したいとトレーニングを開始。スタミナをつけるため、ほぼ毎朝5―7キロのランニングを欠かさない。週5日はジムで、筋トレやスパーリングに励み、男性相手に実践練習を重ねている。

大会は4月上旬に東京都で、新型コロナの感染対策を徹底した中で開催された。マスターズの女性選手は数少ないため、初戦が決勝戦。セコンドには、ジムの代表とともに、よき理解者で空手経験者の西村さんの長女もついてサポートしてくれた。

対戦相手は、東京の44歳の女性。年齢差は10歳、身長は西村さんを8センチ上回る相手に「勝つためには、前に出て打ち続けるしかない」と、相手の懐に入り攻めてひたすら打ち続け、2分1ラウンドを戦い抜き、判定3―0で勝利をつかんだ。

大会には昨年も出場したものの、決勝で相手選手が棄権したため、西村さんは戦うことなくチャンピオンとなっていた。今回こそ対戦して勝利したいと、苦しい減量を乗り越えリングに上がったという。「判定の旗が上がった瞬間、心からうれしかった。挑戦してよかった。次の大会で連覇したい」と意欲を語った。