津 風景に記号重ね描く 鎌田さん2年半ぶり個展 三重

【作品「くものにわ」を紹介する鎌田さん=津市中央の三重画廊で】

【津】三重県津市安濃町の画家、鎌田悦男さん(61)の2年半ぶりの個展「あいまのにわ」が4日、同市中央の三重画廊で始まった。身近な風景と規則的な記号とで表現した大小の油彩画37点を展示販売している。9日まで。

鎌田さんは津市出身で愛知県立芸大、同大院で油彩を学び、卒業後は個展やグループ展を開催。平成10年から市内で絵画教室を開いている。

雲に覆われた空や木の影などの風景に色相の違う小さな記号を規則的に重ねることで風景と記号との間にある合間を表現している。

会場を三方から囲む100号の「くものにわ」6点は、青みの濃淡で描いた空に四つの点からなる記号を重ねた。さまざまな稜線を描くことで記号と空との間だけでなく山の向こう側との合間も想像させる構図になっている。

鎌田さんは50歳代で大病をしたことがきっかけで隣り合う生と死の間の「今」を強く意識するようになったとして「絵を見てもらうことで今とリンクするといい」と話した。