不器用な3人の交流描く 映画「君がいる、いた、そんな時。」伊勢進富座8日から上映

【映画「君がいる、いた、そんな時。」について語る迫田監督=伊勢市役所で】

【伊勢】不器用な2人の小学生と図書室の司書の女性の心温まる交流を描いた映画「君がいる、いた、そんな時。」が、8―13日に三重県伊勢市曽祢の映画館「伊勢進富座」で上映される。脚本も手掛けた迫田公介監督(43)=広島県呉市=は「今、しんどいな、うまくいかないなと思っている人に見てほしい。それでもいいよ、居場所は別のところにもあると伝えたい」と話す。

迫田監督の出身地、呉市の小学校が舞台。ハーフというだけでいじめに遭う少年とクラスで浮いた存在の少年、ある秘密を抱えた新任司書の3人が、それぞれの居場所を求めて心通わす姿を描いたヒューマンドラマ。うつ病を経験した迫田監督が、自身の経験を投影して書き上げた初の長編作品となる。

昨年6月、コロナ禍で事前の宣伝活動ができぬまま、東京で公開が始まった。以来、迫田監督自らが各地の映画館と交渉して全国20カ所以上で上映されてきた。「一生懸命生きている人の応援になる映画にしたかった。見てくれた人が自身の現状に置き換え、希望になる作品だと信じている。コロナ禍の今こそ届けることに意味があると思っている」と語った。

公開初日の8日午後2時半からの上映後、迫田監督が作品への思いを語るトークライブがある。前売り一般1500円、当日は1700円(残席がある場合)。

問い合わせは進富座=電話0596(28)2875=へ。