コロナ軽症者は自宅療養に 三重県、病床占有率高水準で

【感染症対策協議会で、病床の確保を依頼する鈴木知事=県庁で】

三重県は30日夜にオンラインで開いた新型コロナウイルス感染症対策協議会で、軽症者や無症状者の自宅療養を5月から開始する方針を示した。患者が急増する中、軽症者らに使用していた病床を空けるため。

県によると、感染者が増加し、30日時点で病床占有率は55・6%と高水準が続く。急増する患者に対応するため、軽症者や無症状者については、宿泊療養だけでなく自宅療養も活用する方針に切り替えた。

自宅療養する患者の体調を管理するため、血中酸素濃度を測る医療機器「パルスオキシメーター」を配布し、自宅での過ごし方の留意点をまとめたパンフレットを渡す。必要に応じて食事を配送する。

一方、県は感染者を受け入れる体制を強化するため、医療機関に追加の病床確保を依頼。宿泊療養体制も強化するため、宿泊療養施設を145室まで増やし、5月中に新たな宿泊療養施設を確保する。

このほか、協議会は感染者急増時の緊急的な患者対応方針も決定。二週間後に一日当たりの新規感染者が108人を超えると想定される場合などは、一般医療を制限し「強力な感染症対策を実施する」としている。

冒頭、鈴木英敬知事は「変異株が猛烈に影響を及ぼし、病床は大変厳しい状況。フォローアップ体制を確保した上で自宅療養を開始していく。医療機関にも受け入れ体制の強化をお願いしたい」と述べた。