ワイン用ブドウで酢を開発 「玉城ワイン部」が販売

【バルべーラ酢を紹介する(左から)楠川さん、右京さん、藤井さん=玉城町勝田で】

【度会郡】三重県玉城町勝田産のブドウを使ったワイン造りに取り組む「玉城ワイン部」はこのほど、自分たちが栽培した赤ワイン用品種「バルべーラ」を原料とするブドウ酢を開発し、販売を始めている。

同部のメンバーは、同町のスローフードレストラン「旬菜 野の花亭」のオーナー楠川喜広さん(37)、町役場に勤める藤井亮太さん(39)、介護福祉施設勤務で伊勢市在住の右京寛也さん(32)の3人。

高齢化や担い手不足で減少する勝田地区のブドウ農家を応援しようと、地元のブドウを使ったワイン造りに取り組んだ楠川さんの母親の思いを受け継ぎ、同部を結成して平成26年から本格的に活動を始めた。

ブドウを育てて同30年までワインを造っていたが、栽培品種が町の気候に合わず醸造用のまとまった収量が得られないため、現在は収量が見込める品種を探して、町内2カ所にある計500平方メートルの畑で約10品種の栽培に取り組んでいる。

イタリアのワイン用品種のバルべーラを使った新商品開発は3年前から始め、津市の「山二造酢」に醸造を委託。今回は昨年夏に収穫したブドウ17キロから170本の果実酢を造った。

出来上がった酢はほのかなブドウの風味とすっきりとした飲み心地が特徴。一本200ミリリットル入り1300円(税込み)で、野の花亭と町内の「ふるさと味工房アグリ」で販売。野の花亭では食前酢として一杯220円で味わえる。水や炭酸、牛乳で割ったり、ヨーグルトやアイスクリームにかけてもおいしいという。

3人は「これから暑くなるので夏バテしないように飲んでもらえれば。ブドウに興味がある人は一緒に造りましょう」と話した。

問い合わせは野の花亭=電話0596(58)7376=へ。