県内求人 3月、1.13倍 2カ月ぶりに上昇 第4波懸念 三重

三重労働局が30日に発表した3月の県内有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・03ポイント増の1・13倍で2カ月ぶりに上昇。新型コロナウイルス感染症の一時的な落ち着きが影響したとみられる。

一方で「第4波」への懸念から雇用情勢の判断は上方修正を見送った。6カ月連続で「求人が底堅く推移することで求人が求職を上回っているものの、引き続き雇用情勢に厳しさがみられる」と判断した。

有効求人倍率の全国順位は前月から1つ下げて28位。有効求人数は前月比2・1%(586人)増の2万8729人、有効求職者数は0・6%(148人)減の2万5498人だった。

新規求人倍率も0・2ポイント増の2・04倍となり、3カ月ぶりに上昇。新規求人数は前月比13・6%(1302人)増の1万880人、新規求職者数は2・6%(137人)増の5335人だった。

安定所別の有効求人倍率(原数値)は尾鷲、熊野が前年同月を上回り、残る7安定所は低下。産業別では建設業や宿泊・飲食業などが前年同月を上回ったが、運輸業や小売業などは低下している。

労働局は「感染状況がいったんは落ち着き、今後の人材確保を見据えて求人が少し動き出したが、4月からの再拡大による影響が懸念される。今後の感染状況に注視する必要がある」としている。