「内部統制室」設置案を可決 津市議会総務財政委

【津】津市議会総務財政委員会(小野欽市委員長、8人)は23日、閉会中審査を開き、不当要求などに対応する市長直轄の組織「内部統制室」を設置する市行政組織条例の改正案を賛成5、反対2の賛成多数で可決した。市は来月にも臨時会を招集する見通し。

閉会中審査では、元相生町自治会長らが詐欺容疑で逮捕され、捜査が続いている中で内部統制室の設置を目指す市側に「十分に説明してもらった」と理解を示す声が上がる一方で「時期尚早」とする意見も出た。

八太正年委員(自民党市議団)は「自治会問題で逮捕者が出て、捜査中である。内部調査も途中。きちんと事件が片付いてからなら賛成する。なぜ内部統制室の設置を先行させなければならないのか」と尋ねた。

前葉泰幸市長は「組織の業務の適正を確保するために内部統制が必要。業務の適正の確保というのが一刻も早く必要だと思い、問題点が明らかになっている以上、早くやらせてほしい」と理解を求めた。

条例改正案は市職員が特定の自治会の便宜を図っていたとされる問題を受け、前葉市長が再発防止策として市議会3月定例会に提出。市議会は3月22日の本会議で賛成多数で継続審査とした。

市によると、内部統制室は市長直轄の組織で、県警から出向する予定の警察官と元警察官、職員2人の計4人で構成。職員が不当要求を受けた場合に助言し、職員の意識改革に向けた研修を実施する。