豚熱 津市内の養豚場で防疫措置が完了

【対策本部員会議で、今後の対策を指示する鈴木知事(右)=三重県庁で】

豚熱(CSF)が発生した津市の養豚場で三重県が実施していた防疫措置が23日午後、完了した。当初の計画より7日早く終了。県はウイルスを媒介する小動物の出没情報を提供するなどして対策を強化する。

県によると、感染が判明した14日以降、県や市の職員、自衛官、民間事業者ら延べ4198人が殺処分や埋却の作業に当たった。うち獣医師は161人で、国や他県から19人が派遣された。

県はおがくずなどの保管庫に小動物が侵入するのを防ぐよう、養豚農家に呼び掛ける方針。野生イノシシや小動物の出没情報を農家に提供し、豚舎間で豚を移動させる際に地面を歩かせないための工夫も促す。

鈴木英敬知事は23日の対策本部員会議で、感染が確認された養豚場の経営再建に向けた支援に努めるよう職員らに指示。「予定より大幅に前倒しで防疫措置を完了できた」と職員らをねぎらった。

鈴木知事は会議後の取材に対し、ワクチンを接種した豚を含む全頭殺処分について「経営への打撃も処分の負担も大きい。一定範囲の殺処分とするよう、国に規制の変更を求めたい」と述べた。