新型ウイルス感染 68人、2日連続で最多 「まん延防止」申請も視野 三重

【緊急の記者会見で、感染防止対策の徹底を呼び掛ける鈴木知事=三重県庁で】

三重県は22日、未就学児から80代までの男女計68人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者数としては、2日連続で過去最多を更新。県は「まん延防止等重点措置」の適用申請も視野に対策の強化を検討している。

県によると、新規感染者は、四日市で21人、桑名、鈴鹿、名張で7人、亀山で5人、いなべ、津で4人、川越、伊勢で3人、朝日、松阪、県外で2人、伊賀で1人。25人の感染経路が分かっていない。

職員1人の感染が19日に判明していた社会福祉法人「聖母の家」が運営する四日市市の障害児入所施設では、未就学児を含む入所者や職員ら7人の感染が判明。この施設で判明した感染者は8人となった。

県は22日、この施設で県内61例目のクラスター(感染者集団)が発生したと認定。入所者と職員は施設と同じ敷地にある学校などにも出入りしていたといい、県と市は検査対象を施設外に広げる方針。

クラスターの発生が確認されていたエイチワン亀山製作所(亀山市)では、従業員3人の感染が新たに判明。同じくクラスターが発生していた寺田病院(名張市)でも、入院患者2人の感染を新たに確認した。

1日当たりの新規感染者が60人以上となるのは初めて。22日現在の病床使用率は54・3%、重症者用病床の使用率は30・2%となり、県は感染者病床や軽症者向けの宿泊施設を新たに確保する方針。

また、感染力が強いとされる変異株の感染拡大を受けて検査体制を強化する。感染者が判明していない福祉施設や医療機関でも職員や入所者らを検査する「社会的検査」の実施に向けた準備を進めている。

鈴木英敬知事は22日の記者会見で、まん延防止等重点措置の適用申請を検討する有識者会議を今週中に設置する考えを示した。この措置に限らず「より強い選択肢も視野に入っている」と述べた。

新規感染者数が2日連続で過去最多を更新したことには「極めて厳しく、最大級の警戒が必要な状況。少しでも体調が悪い場合は家の中でもマスクを着用するなど、対策を徹底してもらいたい」と呼び掛けた。