「空飛ぶクルマ」で連携 三重県とJAL協定、都道府県で初

【JALとの協定書に署名した鈴木知事=三重県庁で】

三重県は20日、日本航空(JAL)と平成27年12月に締結した協定に、次世代の移動手段として開発が進む「空飛ぶクルマ」の実現などで協力する項目を追加した新たな連携協定を結んだ。同社が空飛ぶクルマに関して連携協定を結ぶのは都道府県では初めて。

県は観光振興や県産食材の販路拡大を推進するため、同社と協定を締結。令和2年12月に更新した。航空事業のノウハウや機体メーカーとのネットワークを持つ同社の協力を得るため、新たな項目を盛り込んだ。

協定では、空飛ぶクルマの実現に向けて協力する項目や、仕事と休暇を組み合わせる「ワーケーション」を推進する項目を追加。これまで協定に盛り込んでいた食や観光に関する項目も維持した。

県庁と同社中部支社(名古屋市)をウェブ会議システムでつないで協定の締結式を実施。鈴木英敬知事と赤坂祐二社長が協定の内容を確認し、互いの署名が入った状態の協定書に署名した。

鈴木知事は「空飛ぶクルマの実証化を現実のものにするにはいろいろな方の力が必要。空を飛ぶことの知見が豊富で、意欲的に進めているJALさんと共に次世代モビリティに全力で取り組みたい」と語った。

赤坂社長は空飛ぶクルマの実現に向け「安全安心なくしてエアモビリティの発展は難しい。これまでの知見や経験を生かして、県が世の中に実装していく先駆けになるよう頑張りたい」と語った。