「南伊勢の民話」を製本化 町職員が編集、挿絵、題字 三重

「南伊勢の民話」を製本化 町職員が編集、挿絵、題字 三重

【度会郡】三重県の南伊勢町教育委員会はこのほど、町職員3人が町内各地の民話を集めた冊子を制作し、町ホームページ(HP)で公開していた「南伊勢の民話」を製本化した。A4判80ページ。町教委事務局と愛洲の館(同町五ケ所浦)で1冊500円(税込み)で販売する。送料別で郵送も可能。

昨年度、同事務局の中村一裕さん(30)を中心に冊子を制作。所属する課を超えて協力した水産農林課の植村泰士さん(28)が挿絵を描き、上下水道課の服部一孝さん(29)が表紙の題字を担当した。

民話は同町の合併前の昭和60年に編さんされた2つの旧町の町史「南島町史」と「南勢町誌」に掲載されていた約百話を再録。HPで公開後、「紙媒体でほしい」という要望が多く、地域の介護予防教室で活用されるなど反響があったことから製本化を決めた。

植村さんが新たに20個の挿絵を描き、中村さんは本文にルビ(ふりがな)を追加したり、挿絵の配置や文字の大きさを変えたりして幅広い年代の人が読みやすいように配慮した。製本化した民話の内容は町HPで公開している。

中村さんは「改めて地元のことを知り、愛着を持ってもらうきっかけになれば。町外の人も民話を読んで南伊勢町に興味を持ってもらいたい」と話した。

問い合わせは同事務局=電話0596(77)0002=へ。
【製本化された「南伊勢の民話」を紹介する(左から)服部さん、中村さん、植村さん=南伊勢町役場南島庁舎で】