三重県 脱炭素社会推進本部会議 グリーンボンド発行決定 年度内目指す

【グリーンボンドの発行を決めた脱炭素社会推進本部会議=三重県庁で】

三重県は16日の脱炭素社会推進本部会議で、環境分野の事業に充てる資金を調達するための債券「グリーンボンド」を発行することを決めた。年度内の発行を目指す。東海3県の自治体では初となる見通し。

県によると、グリーンボンドは、企業や自治体が環境の保全や改善に向けた事業に充てる資金を金融市場から調達する債券。全国の都道府県では東京都、神奈川県、長野県が実施している。

新型コロナウイルス感染症の影響で県税収入が減少する中でも環境関連の予算を安定的に確保することが目的。率先して環境保全を進める姿勢を示すことで、脱炭素に向けた機運を高める狙いもある。

この日の会議では、高間伸夫総務部長が発行に向けた検討を進めていることを報告。「年度内の発行に向けて、具体的なスキームの検討や資金を充てる事業の選定などを進めたい」と述べた。

鈴木英敬知事は「大変良いこと。年度中にも発行できるよう全庁を挙げて取り組もう」と快諾。「治水、治山事業などのほか、(へい死が相次ぐ)アコヤガイの対策にも充てられると思う」と語った。