三重県 19日にも独自警戒宣言 「第4波の拡大局面に」

【ぶら下がり会見で、緊急警戒宣言を発出する考えを示す鈴木知事=三重県庁で】

鈴木英敬三重県知事は16日のぶら下がり会見で、新型コロナウイルスの感染状況について「第4波の拡大局面にあると認識せざるを得ない」と述べ、19日にも県独自の緊急警戒宣言を発出する考えを示した。

県によると、発出の理由は重症者の急増。重症者病床の使用率は19日現在で20・8%となり、57日ぶりに20%を超えた。事業所でクラスター(感染者集団)が相次いで発生していることなども考慮した。

県は19日午前にも感染症対策本部員会議を開き、宣言の発出を正式に決める方針。感染拡大を受けた県独自の宣言は、今回で4度目。「第3波」に直面し、1月14日に発出して以来となる。

今回の宣言では、重症者の受け入れ体制を強化するよう、医療機関に求める。県民に対しては、県境をまたぐ移動の自粛を呼び掛ける。宣言の期間は5月の大型連休を含める方向で検討している。

一方、飲食店などを対象とした営業時間短縮の要請は予定していない。感染防止対策の状況を確認するため、接待を伴う飲食店やカラオケ店などへの見回りを実施するほか、飲食店への認証制度を設ける。

鈴木知事は会見で「これまでにないペースで重症者が増えている。医療機関の負担も大きく、通常の医療体制にも影響が及びかねない。県民には心苦しいお願いだが、早急に対策を講じる」と述べた。