津の5人死傷事故、損害賠償訴訟 被告側、請求棄却求める 三重

三重県津市の国道23号で平成30年12月、乗用車が時速146キロでタクシーに衝突し、5人が死傷した事故で、亡くなった横井大和さん=当時(37)=の妻らが、乗用車を運転していた元社長の末廣雅洋受刑者(58)と同市のタクシー会社に総額約9146万円を求めた損害賠償請求訴訟の第1回口頭弁論が15日、津地裁(竹内浩史裁判長)であった。両被告側は請求棄却を求めた。

訴状によると、末廣受刑者は乗用車を運転し、中央分離帯に向かって道路を横断していたタクシーの右側面に衝突。タクシーに乗車していた横井さんを出血性ショックで死亡させたとしている。

原告側は「法定速度をはるかに超過した高速度で車を運転したため車両を制御できずに事故を引き起こした」などと主張。またタクシー会社に対しては「3車線ある道路を強引に横断して事故を引き起こした過失がある」などとしている。

末廣受刑者は今年2月、過失運転致死傷罪で懲役7年とした1審判決を支持した名古屋高裁控訴審判決が確定している。