住所無断掲載、説明要請へ 三重県議会代表者会議 小林議員対応で合意

【小林議員の対応について協議する代表者会議=三重県議会議事堂で】

三重県議会代表者会議は14日、同性カップルの氏名と住所を無断でブログに掲載した小林貴虎議員(自民党県議団、1期、津市選出)への対応を協議し、小林議員に説明を求めることで合意した。

無断掲載したことは「批判を免れない」との認識で一致。「議員としての資質を疑う」など厳しい意見が出たほか、県議の政治倫理に関する条例に基づく政治倫理審査会(政倫審)の設置を求める声も上がった。

自民党県議団の津田健児団長は代表者会議で「小林議員は『住所や氏名を削除してほしい』と伝えられた時点で、速やかに削除すべきだった。指導ができておらず、申し訳ない」と陳謝した。

新政みえの稲垣昭義代表は「決して看過できるものではない。反省や謝罪がない」と指摘。「本人からの説明が聞きたい。道義的批判を受けている責務を果たしてもらいたい」とし、政倫審の設置を提案した。

これに対し、草莽の長田隆尚代表は「政倫審の設置に該当するかは微妙な問題だと思う」と述べ、新政みえの廣耕太郎議員が平成30年に出前講座で「マスゴミ」と発言した際の対応との整合性をただした。

また、傍聴者の稲森稔尚議員は、小林議員が令和元年にSNS(会員制交流サイト)上で不適切な投稿をした問題を取り上げて「人権侵害に常習性があり、再発の可能性が極めて高い。しっかり調査すべき」と主張した。

一方、津田団長は、小林議員に投稿の削除を求めて自民党県議団の会派室を先月末に訪れた稲森議員が「大声を張り上げて居座った。(室内には)女性スタッフもいて恐怖を覚えた」とし、日沖正信議長に対応を求めた。

稲森議員は津田団長のこの発言を遮って主張し、日沖議長から「意に沿わない発言でも慎んでほしい」と退席の指示を受けるも拒否。休憩中には津田団長に詰め寄り、坂三雅人議会事務局長が仲裁する一幕もあった。