鈴鹿市考古博物館 昨年発掘の出土品展示 墨書土器など133点 三重

【令和2年の発掘調査で出土した遺物の数々=鈴鹿市国分町の同市考古博物館で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市国分町の市考古博物館はこのほど、特別展示室で速報展「発掘された鈴鹿2020」を開き、令和2年に実施した市内10遺跡での発掘調査による出土遺物など、計133点を展示した。6月20日まで。

弥生時代から鎌倉時代の集落遺跡がある同市御薗町の高井A遺跡では、公共複合施設建設に伴う緊急調査(令和元年10月2日―令和2年5月13日)として、中ノ川左岸の1868平方メートルを対象に実施。奈良時代の墨書土器、奈良時代から平安時代にかけての獣脚の付いた須恵器つぼの脚部分などが出土した。

そのほか、平成30年度に大下遺跡、平成20年度に八重垣神社遺跡から出土し、令和2年度に保存処理した鍬や鋤などの木製品4点も展示した。

同展は調査の成果報告、最新情報の発信を目的に、毎年実施している。

同館では「高井A遺跡はこれまで調査が少ない場所だったので、改めて人々の暮らしぶりに注目してもらえれば」と話した。

関連イベントとして、5月23日午後1時半から同館講堂でスライド説明会、6月6日午前10時―正午、午後1時から同3時まで、同市木田町の磐城山遺跡発掘調査現場で発掘調査現地公開、6月20日午後1時半から同館講堂で入門講座「遺跡の歩き方 久留倍官衙遺跡公園」がある。各参加無料。

問い合わせは同館=電話059(374)1994=へ。