CO2排出ゼロ目指す 多気町など6町、広域で初宣言 三重

【署名したゼロカーボンシティ宣言を示す6町長ら=多気町役場で】

【多気郡】三重県多気郡の多気町と明和町、大台町、度会郡の度会町と大紀町、北牟婁郡紀北町の6町は12日、多気町役場で合同して「ゼロカーボンシティ宣言」をした。30年後までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指す。県内で宣言は4番目、広域では初となる。

パリ協定に基づき菅義偉首相は昨年10月の所信表明演説で「2050年までに温室効果ガスの排出量をゼロにする」方針を掲げ、地方自治体に参加を促した。

6町は、多気町に今月29日に開業する大規模商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」を拠点に最先端技術を活用するスーパーシティ構想に参画し、国家特区指定を目指している。同構想の中にゼロカーボンの取り組みがあり、6町共同での宣言に至った。

多気町には木質バイオマス発電施設がある。度会町には南勢唯一の大型風力発電所が稼働し、2年後にメガソーラーパークが完成予定。

宣言では「間伐材のバイオマス利用化、そして間伐箇所へ再植し、顕著化してきた鳥獣害対策にも一石を投じる考えです」とアピールし、「発電する再生可能エネルギーをこの地域に存する公共施設や事業所へ供給」などの施策を挙げている。

6町の町長らが署名し、宣言を読み上げた。久保行央多気町長は「大きな地域で連携すると効果がアップする」と意気込んだ。

芦浜原発計画の考えについては、服部吉人大紀町長が「全くゼロ」と述べた。