新型コロナワクチン 県内高齢者接種始まる 三重

【ワクチンの接種を受ける入所者(右)=津市河芸町東千里のいこいの森で(代表撮影)】

新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種が12日、三重県内で始まった。供給量が限られているため、津市と四日市市は高齢者施設の入所者らを優先して実施。本格化するのは5月10日以降になる見通し。

津市河芸町東千里の介護老人保健施設「いこいの森」では午前10時半から接種を開始。医師の東憲太郎施設長(67)が入所者の上腕に筋肉注射した。この日接種を受けた10人に今のところ副反応は確認されていない。

市によると、最初に接種を受けた女性(85)は注射の痛みに「ちょっとチクッとしただけ」と述べ「ワクチン接種をもっと多くの人に広めてほしい。感染が広がらないよう予防したい」と話していたという。

この施設では、21日までに75人が接種を受ける予定。全国老人保健施設協会長も務める東施設長は「病床のひっ迫を防ぐためにも高齢者施設でのワクチン接種は必要だと思う」と語った。

この日、四日市市でも小山田記念温泉病院を含む高齢者施設の入所者ら150人が接種を受けた。県内では8日に四日市市と津市にワクチンが各1箱(975回分)到着。今月最終週までに計51箱届く。

65歳以上の高齢者を対象としたワクチン接種は5月10日以降に本格化する見通し。県内各市町は接種接種券(クーポン)や予診票の発送を順次開始し、電話相談窓口を設置するなど準備を進めている。